クマによる事故を防ぐために
令和3年度ツキノワグマ目撃・痕跡情報位置図
町でもツキノワグマが映像で記録され、定着していることが確認されました。
クマによる事故を防ぐために、以下のことにご注意ください。
○クマを引き寄せていませんか?
地域でできることは地域ぐるみで取り組みましょう。
「林を明るくしよう」
集落や通学路近くの林は暗くありませんか?クマは身を隠すヤブがあると平気で人家近くまで出没します。地域内を点検し、ヤブ刈りし明るくしましょう。
また、カキなどの実は放置せず早めに取りましょう。
「ゴミは捨てない、置かない」
人家のまわりでは、生ゴミなどを捨てたり、置いたりしないでください。
「ゴミにクマは誘われる」
野菜くずや魚や肉などの生ゴミは、クマが好んで食べます。ゴミをクマに食べられないように、決められたごみの日に出していただくようお願いします。
「ゴミの味を覚えたクマは危険!」
ゴミの味を覚えたクマは、その周囲に定着します。集落周辺に住みついたクマは危険なため、捕獲されることになります。
○クマは本来、大変臆病でおとなしい動物です。
過度に恐れることはありません。人とクマの出会いを避けることが大切です。
「音で知らせよう!」
林に入るときは、たとえ人家近くでも鈴やラジオなどの音の鳴るものを身につけ人間の存在をクマに知らせ、クマとの接近や出会いを防ぎましょう。
「夕暮れ時は注意!」
暗くなるとクマは人と出会う機会が減るということを知っており、エサ探しに夢中になって人間の接近に気づきにくくなります。暗くなる前に山をおり、クマとの出会いを避けましょう。
「ゴミは持ち帰ろう」
キャンプや登山、つりなどで出たゴミは放置せず、必ず持ち帰ってください。 お墓の供え物なども必ず持ち帰ってください。
「山菜・キノコとり、渓流つりでは…」
夢中になっているとクマに近づいてしまうことがあります。茂みに入るときは十分注意しましょう。また、水音や風向きで、クマも人もお互いに気づきにくくなります。常に周囲に気を配りましょう。
○もし出会ってしまったら!
落ち着いて行動することが大切です。
「速やかに遠ざかりましょう」
刺激しないようにし、あわてないで静かに立ち去りましょう。決して走って逃げたりしてはいけません。(逃げるものを追いかける習性があります。)
「子グマを見かけたら」
子グマがいても、かわいいからといって近寄ってはいけません。母グマが必ず近くにいます。危険ですので、速やかに安全なところへ立ち去りましょう。
「もし近づいてきたら」
大声を出さず、クマの動きに注意しながら、ゆっくりと後退しましょう。
「クマに襲われた場合」
クマがその場からいなくなるまで、うつ伏せになって顔とお腹を守り、首の後ろは手を回して保護し、致命傷を避けてください。
また、リュックなどがあれば頭や首にのせて身を守る体勢をとってください。
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