能登町が県内最多に
持木町長に喜びを報告したふるさとの匠認定者
優れた技能の継承に取り組む人を県が認定する「ふるさとの匠」に選ばれた町内の3人が10月21日、役場を訪れ、持木一茂町長に喜びを報告しました。町内の認定者は29人と、県内市町で最多となりました。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録された奥能登の伝統行事「アマメハギ」で使う蓑(みの)作りを30年以上続ける、竹中美恵子さん(秋吉)は、「仲間と一緒に楽しく作り続けたい」と笑顔。能登地方の春を彩るのとキリシマツツジの古木の治療活動をする今 正広さん(石井)は「これからもしっかりと古木を管理したい」と述べました。宇出津の「あばれ祭」のキリコを製作する町分(まちぶん)浩さん(宇出津)は「今年の祭りは中止となったが来年以降行えるように尽力したい」と語りました。
持木町長は「能登の地域資源の継承へこれからもご活躍を」と祝福しました。
17日には金沢市にある県産業展示館でふるさとの匠認定式が行われ、安田秀樹県農林水産部長が認定証を交付。認定者を代表して今さんが「ふるさとの文化・技術の伝承に努め、農山漁村の魅力を県内外に発信することで、地域の活性化に取り組みます」と謝辞を述べました。
ふるさとの匠は、県が平成13年に設け240人が認定されています。能登町での近年の認定者は次のとおりです。(敬称略)
■H30 天野 登〔アマメハギの継承〕、西尾千鶴子〔和紙づくり〕、新谷伸一〔いしりづくり〕
■R1 吉村安弘〔あえのことの継承〕、尻田幸雄〔なれずしづくり〕
竹中美恵子さん
町分浩さん
今正広さん
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