春蘭の里にゲストハウス

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築１００年の旧診療所を改修

農家民宿群「春蘭の里」にゲストハウスが完成しました。（一社）春蘭の里が、宮地の旧診療所を「ゲストハウス水上」として、一棟貸し切りで宿泊者を受け入れます。多田真由美代表理事は「プライベートな空間で、里山でのゆったりした時間を過ごしてもらいたい。昔の診療所の雰囲気も楽しめる」と話しています。

築約１００年の木造２階建てで、４０年ほど前まで地域の診療所として使われていました。机や棚といった古い家具は清掃した上でそのまま残し、当時の趣を伝えています。
計８室の内装は、畳を張り替え、壁を塗り直すなど新築同様。洋式トイレや浴室といった水回りも最新のものにし、宿泊者が地元食材で料理ができるようキッチンも備え付けました。
約５０軒の農家民宿からなる春蘭の里は、家主との交流や農業体験を楽しみながら田舎暮らしに触れられると人気で、国内外から年間５千組余りが宿泊します。プライベートな空間で宴会なども楽しみながら大人数で宿泊したいといった需要もあったことから、一棟貸し切り施設の整備にも乗り出しました。
昨年度は農林水産省の農山漁村振興交付金を活用し、ゲストハウス水上を含め計５棟の空き家を整備しています。

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